薬は大切!管理も大切!

そういえば、両親と一緒に住み始めて最初に驚いたのが、飲んでいる薬の量の多さです。

食事が終わると、二人でそそくさと薬を用意し始めます。

おなか一杯になりそうな量です。

 

薬局で1か月分を出してもらう時も、スーパーの大きな袋いっぱいの量がそれぞれの1か月分になっていました。

父などは、それに加えて〇〇科のお薬に××科のお薬、となんだかわけわからずにいっぱいもらってきていました。

 

お通じが固くなってしまうお薬のために整腸剤やらお通じを和らげる薬。

痛み止めのお薬のために、またまた整腸剤やら胃の薬やらなんやらかんやら。

 

さんざん文句を言われながらも、医師と相談しながら、やめられる薬をやめ、その薬のせいで飲まなければならなかった薬をやめ、と、当時と比べるとかなり少ない量にはなっています。(それでもまだまだびっくりする量ですが)

 

痛み止めの薬も「痛い痛い!」と訴えて、増えていった痛み止めの薬が、年のせいでやせていっている父の身体には強すぎる量になっていたらしく、認知症のようになっていたのが、やめたとたんその症状が治まりました。

耳の遠い父が、痛いときだけ飲むようにと言われた薬を、毎日飲んでいたのだから、たまったものではありません。

 

薬の名前って、カタカナだらけで全く覚えられないし、名前から効能を推測することもできないし、1日3回のものもあれば、夜寝る前だけだったり、朝食の時だけだったり。それに加えて〇〇の症状の時だけのものがあったり。

これを高齢者に管理しろというほうが無理で、「〇〇は飲まなくてもいい薬」などというのは全く頭に入っていなかったようです。

 

先日テレビを見ていて「ポリファーマシー」という言葉を覚えました。

『様々な要因によって「必要以上の医薬品を使用している状態」を指す』言葉とのことですが、父のようにいろいろな医師にかかり、その近くの薬局で薬を処方してもらい、たくさん飲んだ方が体にいいと思い込んでしまっている、そんな高齢者も多いのではないでしょうか。

多剤・重複投薬の適正化、かかりつけ医、かかりつけ薬局、という言葉をよく聞くようにもなりました。

それでもまだまだ、高齢者までは届いていないような気がします。

私だって90歳前後になって考えることが面倒になってきた時、痛くないように、つらくないように、と思ってもらった薬は一生懸命飲んでしまうような気がします。

 

薬の大切さも、副作用も考えたうえで、高齢者の周りが考えてあげたい一つなのかもしれません、